歩くだけ!30分の散歩で簡単に自意識を捨てられる5つの理由

私がうつ病になった大きな理由の1つが「自意識」です。周囲の友達は一流企業に就職して、結婚して子供もいる・・・。自分もそのレールに乗るはずでした。好きな女性と出会って、結婚して子供を作って、笑顔のあふれる生活を築くはずでしたが、うつ病になってしまいました。今回は、私がうつ病になった原因を深堀しつつ、ねじれた意識を改革するために役立った「散歩」の効果をお伝えします。散歩をすることで私の認識はどのように変化したのでしょうか。

私がうつ病になった2つの原因!

この苦しみはどうして起きるのか冷静に考える必要があります。私は大きく2つの理由で苦しんでいると思っています。以下に私がうつになったと思われる原因を示します。

  1. 親や教師(団塊世代・高度経済成長を体験した世代)の教育の刷り込み
  2. 自意識過剰(自分は優れた人間だ!健常者と変わらない!)

親や教師の教育の刷り込みは避けようがありませんよね。今も、中学受験や大学受験で精神をすり減らしている若い子が多くいます。私の家庭はそれほど、受験にうるさくありませんでしたが、兄や友達の影響は少なからずありました。

プライドを維持する必要があった!

ここで1つ目の認識の刷り込みが始まります。「良い人生を送るには大学にいく必要がある!」。人生の先輩である親や教師が言っているので、ある程度説得力はありますよね。大学に行くことが正解だと思い、自分の考えがないまま、大学に入学します。

私がうつ病になったもう1つの原因は「自意識過剰の性格」なのではないかと考えています。プライドが高いと言い換えてもよいでしょう。「自分は優れた人間で、周囲の人間からも一目置かれている!」「あいつは俺よりも能力的に下だ!」と、他人を見ている・見られている・評価されている!・評価している!という意識がとても強かったと思います。

親や学校の先生の教育だけの問題ではありませんが、それが核となり、受験戦争のなかで偏差値で周囲の人間にランク付けをするようになりました。自分は決して頭がよくありませんが、他人よりも優れているという意識をもたなければ自我が崩壊するところまで、受験に追い込まれていました。

気付けば常に他人と自分の能力を比較する「自意識過剰人間」になっていました。他人と自分を比べるのはとても危険な考え方ですよね。大学卒業の頃にはうつ病に陥っていました。

この自意識を改革するために役立ったのが「散歩」です。散歩をするだけで、意識を変えることができるのでしょうか。

散歩がもたらす気づきと5つの意識改革!

散歩をするだけで、本当に自意識・プライドを捨てることができるのか、疑問に思っている方も多いと思います。そこで、私が散歩から得た具体的な気づきと意識の変化を紹介します。散歩にはうつを吹き飛ばす、薬がたくさん詰まっています。

その1!散歩しかできないという事実を痛感する

私が就労支援センターの支援員の方から最初に言われたことが「毎日散歩しましょう!」でした。散歩にどんな理由があるのかわからず、何となく散歩をするようにしました。散歩を続けていると「私は歩くことしかできない状態・人間なのだ・・・」という思いになりました。自分の深刻な精神状態や健康状態を体で痛感しました。優れた人間だと思っていた自分ですが、今は歩くことしかできない・・・周りの人々はせわしなく仕事をしている・・・。散歩をすることで自分の身の程を痛感しました。

その2!評価する癖がなくなった

家の散歩をして半年が過ぎるころには、近所の人と普通に挨拶をして世間話ができるようになっていました。最初は「こんにちは・・・」と、小さな声で挨拶をしていましたが、散歩を続けるに従って「○○君は毎日頑張ってるね!」「毎日散歩して偉いね!」と言ってもらうようになりました。ここで、意識が少しづつ変化していきました。周囲の人間が、私のことを蔑んでいるという意識はほとんど無くなりました。私も人を評価する癖がなくなっていきました。散歩から始まる、何気ない会話が、自分の意識を大きく変えてくれました。

その3!リスペクトできる人間になれた

散歩をしていると、工事作業・農業作業をしている方を多く見かけることがあります。工事現場で働いている人たちをみて、本当に大変な仕事をしていると思いました。自分は障害者であり「社会から守られる側なんだ」という意識が芽生えていきました。この考え方も他人と自分を比べていますが、いろいろな職業の人たちをリスペクトできるようになりました。自分にはできないこと・自分にできることを深く考えるようになりました。

その4!いろいろなことにチャレンジできるようになった

最初は2キロから始めましたが、2年を過ぎるころには5キロ以上散歩するようになりました。自意識もだいぶ改善でき、いろいろな仕事にチャレンジするようになりました。自分ができないと思っていた仕事も、積極的に取り組むようになりました。「2キロから5キロ散歩できるようになったのだから、訓練をすれば、どんな仕事もこなすことができるはず!」という考えになっていました。

その5!他人へ聞くことができる人間に!

自意識・プライドが高いと、他人に相談することって難しいですよね。しかし、散歩を通していろいろな人達とコミュニケーションをとり、いろいろな職場を経験するうちに、他人へ相談できる人間になっていました。5年かかって、ようやく自意識という壁が崩れました。自意識が完全になくなったわけではありません。自分の仕事や、家族への思いやりなどに対して、真剣に考える思考回路になりました。散歩は体力づくりだけではなく、自分の認識を改革する効果があると肌で痛感しました。世界は広く、自分の心も同じくらい広くなれるという感覚を得ることができました。

散歩は最高の認知行動療法になりえる!

私は散歩をしていろいろな感覚を得ることができました。人に対する礼儀・思いやり・自分の人間性などを深く理解することができました。今でも仕事やプライベートの悩みがあるときは散歩をするようにしています。人と接することに抵抗がある人は、新しい靴を買って、散歩をしてみても良いかもしれません。散歩は新しい自分へ近づく、最初の一歩ですね。